ねこぶだし

年寄りだからと言って何でも知っているわけでは無い、知らない事は知らない、分からないことは分からない、当然の事なのである。突然の事ながら驚いてしまった、ねこぶだしを頂いたのである。見たのも初めてと奧さんは言うのだ~日高昆布は料理用に必ず保存してある、習慣とは恐ろしいものである、慣れ親しんだ品しか目の入らぬから買わぬのである、此れからどんな料理が出てくるのか俺は楽しみである。奧さんが庭木を剪定したからか？陰に隠れて花が見えなかったクチナシの花がよ～く咲いてくれる、俺はこの花の香りが大好きで切り花にと切ってくる｢｢水仙と同じ香りじゃないの？｣｢違う違うよ｣俺は鼻が利く、目も利く自信があるのだ。