ついて行けんついて行けん

「小さいんだけど～」と言って若い彼が釣り上げたばかりの鰺を届けてくれた～丁度良い、疲れ果てていた奧さんであったが大好きな鰺の叩きが食えると言って嬉しそうだ～俺は焼き魚しか食えぬが、だが新鮮な鰺は美味い。釣り上げた直ぐに腸を取り除いているので大丈夫じゃ無いかな？食っても？美味そうだな？「ダメよ免疫が落ちているんだから」「散々食べ尽くしたのだから我慢しなさい、救急車は勘弁してよ」～俺は酒を飲みながら頂き物の柿の種を食い食いだ～大好きなピーナツが入っていないのが残念だ。だいぶ昔のことだが、奧さんがミッケ？小学生の女の子が柿ピーの中の柿の種を本物の種と思い込んだか？庭に穴を開けて埋めていたと~柿がなると思ってか？「なると良いね」と奧さんは答えたと～最近でも昨年の7月だったか？スイカをあげたら男の子が種を蒔いていた「チョイと無理だと思うよ」と奧さん答えたと～公園で男の子が眼の近くに傷をつけていた「如何したの？」「犬に引っかかれた」奧さんは当然のことながら他所の犬にやられたのだと思い込んだが～再度聞き直すと自分の家のワンコとの軋轢か？トップ争い？リーダー争い？姉弟喧嘩？ワンコは雌で年上なのだろう？引っ掻いたものだから怒られたのかな？温和しくなり彼の軍門に下ったと～ちびまる子にしても俺の下で奧さんよりは上と思っていたようだ～ワンコは自分の位置づけを決めるが人間は右往左往して軋轢を生み出す。