行方ふめ～い

何処へ行ったのだろうか？何処に置き忘れたのだろうか？記憶が無い、歳を取ると物忘れが酷くなるか？俺ではない奥さんである、だが人の事を言えたガラではない、俺だって入れ歯だ眼鏡だと探し回り「おい何処に置いたか？探してくれや」と大騒ぎする、探し出すのは奥さんであるが、今回は奥さんの腕時計である「電波時計だから何時もこの辺に置いているんじゃないか？」と奥さんも毎日部屋中を探し回っていたが見つからぬと～車の中まで探したと～こんなに探しても見つからぬのでは奥さんが落とすことはまずない、出かける時くらいしか腕時計ははめぬ、俺と違ってな～ただコロナ過で帰宅すると手洗いとうがいをする、濡らしてはとおもんばかりに外すのだ、其の外した場所が分からんのである、別段絶対必要と言うわけでも無いが、昨今はスマホで用事は足りる、腕時計は不要の時代だが、奥さんはやはり腕時計に頼っている。「高級時計じゃないけど、アナログ電波時計が欲しくて探し回って見つけたのだから」「嫌になっちゃうな」と紛失してから１週間が経過して奥さんも諦めて買いに走ろうかと決心した矢先？洋服ダンスを開けたら有ったとさ～何でそんなところに有るんだ、ま～見っかって良かったな。コロナだ熱中症警戒アラートだ光化学スモッグ注意報発令だと安心して外にも出られぬ、疲れ果てているんだ～気負付けねばな～だが宗家指導稽古日だから俺は稽古に行くのだ。