俺は４２年金ちゃんである

あだ名禁止？とは～あだ名をつけられると其れだけ親しみがあるのだと考えていたが勘違いだったか？其れとも時代が変わったか？奥さんは知り合いにあだ名をつけている、ニックネームである、「そのうちに名前が出て来なくなるね、本名がね」と心配はしてはいるが～相手もあだ名で呼ばれて悪い気はしないらしい？その相手の親もすまし顔で聞いているから了承しているのであろうが？たまに電話で本名を名乗られると「誰ね？」と奥さんは確かめ念を押すが、登録している電話番号だから怪しくはないから直ぐに出るのだが～。親しみや愛着が湧いて自分でも笑えるがやはり相手が嫌がるようなあだ名をつけてはならない。女性が大勢さんいると何処でも「お嬢さん達」と声かけする、大柄の女性には「大きいお嬢さん」小柄の女性には「小さいお嬢さん」と声を掛けるのだ～名前をイチイチ覚えられずにいる。「名前あるよ」「覚えてね」と言われるのであるが、「３歩歩いたら忘れるよ」と～菜園を初めてから３４年かな？ず～と付き合いが続いているのだが未だに「かあちゃん」と呼んでいる、名前を聞いても覚える気も呼ぶ気もないらしい。別段嫌がる雰囲気も無い～時折相談に乗ってあげるからかな?誰かから感謝されたとき楽しくなる、安らかな安楽な気持ちが得られる。人様の笑顔に心満たされ、何のわだかまりも無い清々しい気分を味わうと其れは生きる力となす。この歳まで来ると故郷があるようでない、４２年の間暮らしている此処こそが終の棲家で故郷である。