柿くへば~鐘が鳴るなり法隆寺

「柿要らない?」と問われる、見れば柿の木に柿がたわわに実っているが~当然渋柿である。未だに収穫もせずにあるのは渋柿か？樽柿？かな？近隣でも道にはみ出す位たわわに実った柿があるが、誰も見向きもしない。以前は庭先に干し柿が吊るしてあったが~昨今は奥さん同様年なのだ~奥さんも干し柿を作り成功したが~樽柿で失敗しトラウマか？断った。柿には免疫力があるから食いたいが~買えばいい、種なし柿を買い美味い・美味いと言いながら食った、毎年届く柿が届かぬが致し方が無い、相手も年である８０歳を超えている~柿の収穫は大変だろうと思う。諦めていた矢先に俺達がテレビ観戦中に届けてくれていた、気が付かずに申し訳ない。俺の家は密閉状態になるインターホンが聞こえぬ~悪いな～待ちに待った柿である、次郎柿である。美味そうだな~熟れた順番に食おう~「毎日２個づつよ」と念を押された柿に限らず糖分が多いからである。健康の為とはいえ全ては適度である。スーパーで沢山のヨーグルトをカート一杯の親子「カップの代金を払っているようなもの」と奥さんが言うと息子さんが「言う事聞かないんだ、小分けするのが面倒だから」と奥さんのカートのヨーグルトを見て言う、「何歳ですか？」「８０だったか？」「それじゃ私よりだいぶ上だから面倒になるかも」と~年を取ると不自由が増える、度々食べるたびに頬っぺたを噛む、上唇を噛む、頬が痩せたと言う事か?だがだが年を取らねば分からぬ事も多く、全ての人生には意味がある、人生捨てたもんじゃないさ。