酒店からも心配される

うめ～うめ～大好きな酒が消えた、飲めばなくなるのは当然である。近場には無い酒、琉球４３度泡盛久米仙を二本買ったのであるが～一本は差し上げた、もう一本は？四合？かな？やはり差し上げた、美味い・美味いと宣伝したから味見にである、俺の酒が飲みたい酒が二合しかない何でだ～「グビグビ飲めば無くなるに決まっているでしょうよ、四合は飲んだのよ、間違いないようにね」と念押しされた。買いに走らねば、確か一本有った筈だ、急ごう～奥さんとの買い物の行き先とは反対方向だが～其処しか大好きな泡盛はない～明日は生憎の休みだ今日しかない、たまたま休業日に出くわした時はお隣の仏具屋に行きお願いするのだ、経営者が同じである。金太おじさんは仏具屋ともなが～い付き合いである、何故ならば菩提寺の関係である。店に急ぎ足でドワーを開けると、何でだ～俺の酒が無い、一本確かあった筈だ～「買われて行きましたよ」「注文しているんですけどね、なかなか入荷が無くてね」沖縄問題が原因か？金太おじさんは今日は夏物の作務衣を着ている、チョイと分からんかったようだ「売れるんですね」と奥さんが聞くと「いいえ全部此方が買って行かれます」と俺を指さして言うのだ「心配しているんですよ４３度を飲んで～」「そうなんですよガバガバで」と～慌てて奥さんの口を塞いだ、悪口がどんどこ出てきてしまう、あまり嬉しくはないが、４３度がないなら仕方がない３５度で我慢しよう。真剣を使うようになった、酒は止めようと思いながら止められない、少なくすればいいと思いながら思う様にはならぬ、人生に苦しみ悩みはある、良い風が吹いて来た、悪い風も時折吹きまくる。臨機応変に力強く賢くしなやかに対応して行かねばならぬ。理不尽な日々に度々あい苦しい思いを噛締めながらもジッと耐え忍んで暮らしていく。奥さんが酒が飲めて最高だな～二人で至福の時を過ごす。