分かりたくはない

如何したのか？といぶかしく思えるほどの歩き様～其処までして歩くか？「歩かないと足がダメになるから～」との答えが返ってくる。町はコンクリと詰めの道路ばかりだ～坂も多い、転んだら大変だぞ～立てなくなる。寝たっきりになるぞ～と心配になる。運動はいいことだ～運を動かす。意識的に体を動かす、無理する事はない。家の階段の上り下りでも十分運動になる、椅子に座って足をバタバタさせるだけでも運動になる、庭の景色を眺めながら出来る事をすればいいのだ。奥さんは痩せている、暫くぶりに会った人からも「変わらないね」と言われるのだが～20代の頃と同じ体重だ、喜ぶべきか？食わせてないようで、何とも恥ずかしい気分だ。若い頃の服が着れる、大助かりだ、姪っ子が着れなくなった服が重宝してる。安上がりだな～。この状態がず～と続いて行ってくれたら最高何だがな～菩提寺の亡くなられた大僧正に「歩かれた方が宜しいんではないですか？」と言い、顰蹙をかったと。「あなたもこの歳になれば分かりますよ」とまだまだ気持ちが分かる歳ではないようだ～大僧正はトイレに這って行かれていた。