何ともならん、思う様にならん

好きで運転している訳ではない、事故を起こしたくて起こした訳でもない～高齢ドライバーは言うだろう～高齢者による悲惨な事故が後を絶たない。被害者も地獄、加害者にも地獄の人生が始まる。車なしでは生活できないから免許返納しないのだ、出来ないのだ。公共交通が乏しい、コミュニティーバスなど地域交通網が整備されていれば何も年寄りがハンドルを握りはしないだろう、確かに長年の運転歴への自信と、チョイと其処までなら大丈夫だろうとの安易さが事故を生んだのだが？免許なしでも移動できる、生活できる環境設備が問われている。甥っ子の結婚式の時、今は亡き姉さんが宣誓したものだ「絶対に事故を起こしません、違反切符も切らせません、決して迷惑はかけません」と、彼が警察官だからだ。其れでか？姉さんは77歳？車を放し、免許返納した矢先熊本地震に、襲われ生活を圧迫した。ルンルン気分で始まった一人暮らしが根底から崩れたのだ、買い物はタクシーでと考えていたが、デパートは閉店、近隣の店は無しと食う事に困窮、何とか子供達に頼らず一人で頑張り通そうと頑張りを通したがついに倒れたのだ。返納してなかったら～地震が無かったらと悔やんでも悔やみきれん。人生にはどうにもならんことがある。