盆と正月がいっぺんに到来

川の字になって寝ているとベルが鳴った「携帯じゃないか？」奥さん慌てふためき隣室に～「あ～」と言いながら楽しそうな声がしてきた。お礼メールはしてあったと～メールは案外つまらん～声が聴きたい、贅沢かな～言葉のやり取り、声のやり取りが贅沢になる時代だ～時短、誰もが日々忙しい？か？俺はワン＆奥さんとで夕食までは炬燵でポカポカ休憩中。ワンのちび丸子はポカポカでほんわか気分でウトウト中、寝込みを襲いいじくるとガバットやられるから要注意だ。イや～嬉しいな、俺の野菜を此れ程喜んで貰えるとは菜園冥利？男冥利だったか？尽きると言うもんだ、有難い。俺の方も有難い普段食べない品々を頂き嬉しい限りだ、「ちび丸子の分は無いよ」「味が付いているからダメだよ」ちび丸子は俺と同じで肉派ではなく魚派である、魚には目が無い、猫として育てた？「高級品だぞ、ダメだ、怒られるぞ」顔と顔が向き合っていなくても声の調子で分かる。言葉の強弱で心の表情が手に取るように分かる、現在置かれている状況が読み取れる。俺も奥さんも幸せ気分、役立っているんだと感じられた瞬間だ。人間は自分の為にだけには生きて行けない、誰かから必要とされていると思えるからこそ生きても行ける。生きてさえいればキッと良いことある。