竹林
竹の子から竹になった。真っ直ぐに伸びた青々とした竹を眺めていると、青春時代を思い出す。真っ直ぐな心、何事にも迷わぬ心、夢に向かって邁進していた頃を思う。「竹」は竹とんぼ、竹馬と遊具としても利用され、生活用品では籠、竹垣、尺八等に使われていたが、現代ではプラスチック製品に押されてしまったのだろうか、外国製品に飲み込まれてしまったのだろうか、民芸品として見かけるが。竹は竹の子シーズン以外は誰も見向きもしない。利用されなくなった竹林は竹やぶになり見るも無残な姿になっている。竹は今頃葉を枯らし葉を落とす。竹林は急に拡大し始めた、温暖化の影響もあるだろうが、管理、手入れの放棄が一番だろう。人の介在、手入れで、柴を刈り、落ち葉を掻き、竹の根を切り、平衡を保つ、手入れを惜しまず。昔は竹が売れたが、今では使い道がないと荒れ放題の竹林はくすんで黄色い。竹林は泣いている。![]()
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